NANAKOの海外移住日記

変化を好み移住をくりかえす5か国語話者です。母国日本も大好き。現在は台湾。

電話番号至上主義:台湾

台湾に来て1か月・・・いや、台湾に来る前からやたらと台湾の人たちに「台湾の電話番号」を要求されてきた私。

なんと日本でのビザ申請時から「台湾の携帯番号書いてください」と要求されたのにはあんぐりしました。まだ行ってもないんだから持ってないに決まってるでしょうよ( ゚Д゚)

さらに、アパートの賃貸契約(プリペイドカード番号で対応した)や語学学校やクラス、レッスンなどの申請時。
また銀行口座開設の時には「台湾の携帯番号を持たない人はネットバンクから振り込みができない」と言われる始末。なぜに!?

さらにネットショッピングも(住所を持ってても)電話番号がなければ何も買えないし、セブンイレブンにとどいた商品をとりにいっても「電話番号の最後の3桁」を言って受け取る。

スーパーや店などの会員にも、電話番号がないとなれない。ポイントを付けてもらうのもカードを持たずに電話番号を言ってつけてもらう。

一体何回電話番号がいるの!?

「外国人で来たばかりだから持っていない」と答えると

「じゃあ台湾人の友達の電話番号を」といわれる。

挙句の果てには「所属している団体、会社または大学、とにかく台湾の電話番号を書け」という。

まじで!???

まさに電話番号至上主義。

・・・いや電話番号教(皮肉を込めて宗教と呼びたくなる)はなんで台湾でこんなに重要なのか??

不思議でなりません。

契約金をすでに受け取ったにもかかわらず電話番号を持っていない人には貸さないと契約を断った人の話にも書きましたが、世界で通用する身分証明書であるパスポートや、その国の滞在許可証であるビザよりも電話番号が信用されているようなのです。

それなら台湾の電話番号をゲットするのは一体どれぐらい難しいことなのか??なにか信用に値するぐらいの複雑な手続きが必要なのか??

そんなことは全くありません。

旅行者でも買える数日間のプリペイドカードで簡単に電話番号がゲットできるし、ビザを持つ外国人は保証金を払うことで1年から契約が可能です。

 

この1か月、何の手続きをするにも(パスポートではなく)バカの一つ覚えのように台湾の電話番号と言われ続け、なぜかと考えて出た結論は一つだけ。

台湾人が簡単にかつ直接に相手に連絡できる手段だから。

これしかないでしょ。

電話しても中国語での意思疎通が難しいかもしれないとか、プリペイドの番号なら期限が切れて使えなくなる可能性とか、そんなことは一切考えないっぽいのだ。

電話番号さえ持っていて、この電話番号に直接電話さえすればいつでも繋がると思っているかなり近視的な考えがあるっぽいです。

だってパスポートだと直接相手に連絡取れないでしょ。お役所や警察に行って調査してもらわないとその人の情報は手に入らない。

そんなものは面倒だし直接アクセスできないものに信頼性はない。みたいな?

そして電話番号が変わったり、通じなくなる可能性を全く考えていない感じ。メールもSNSも住所もなぜか全部アカンのだ。電話番号以外は全部NG。それをわたしは電話番号教と表現している。個人的に。

少なくともお店または商売している人はそういう考えのようです。

しかしラインなどのSNSでも十分直接に連絡ができると思うのだが、ラインは信用に値しないらしい。絶対「台湾の電話番号」が必要らしい。ふむ・・・。?

こういう近視的で非論理的で頑固な思考がめっちゃ中国人に似てるなぁーと感じます。台湾人は全力で否定すると思いますがもともとは同じ民族が派生したんだもん、似てるとこがあっても全く不思議じゃない。この現象はその一つです。中国はウィーチャットだけど、台湾は電話番号が同じような役割をしている。興味深いです。

 

私は実は、家の中をはじめ、あちこちに無線があるので外では特に要らないかなと思って今まで電話番号を契約していませんでした。しかし郷に入れば郷に従えです。電話番号が大事なら契約しよう、と思ってついに電話番号教への入信を決意。
昨日携帯のお店に行ってきました。

若い女の子に「携帯回線の契約をしたいのですが」と声をかけると、元気よく返ってきた返事に唖然。

「有啊!(はい、ありますよ!)您有電話號碼嗎?(電話番号は持っていますか?)」←マジでこういわれた。

 

数秒後、彼女は自分でミスに気づいて笑ってたけど。
それほど日常的に無意識に「電話番号持ってますか?」と聞く国なのだ、台湾は。

 

電話番号契約のために電話番号が必要な国、台湾。冗談みたいな話ですよもう。

そして無事女の子の力を借りて電話番号教に入信できました。

めでたしめでたし。

 

 臺灣生活真有意思!