マルチリンガルの海外移住日記

変化を好み、移住をくりかえす5か国語話者です。母国日本も大好き。現在は台湾。

ビーガンレポート:桂林

多くのビーガンの人々は動物に対する感情だけでなく、健康問題や環境問題にも敏感です。そのための知識も時間を割いて勉強している人が多い。環境問題から食について考えるようになったという逆からの人もいるでしょう。

マイ箸を常に持参していたり、余計な袋やティッシュなど、すぐにゴミとなるものはなるだけ使わない&貰わない、ペットボトルよりなるべく瓶を買う、ゴミを出さない工夫などの意識は多岐にわたりほんと尊敬できる部分が多いです。

 

さて、中国旅行中に食べたビーガンレポートは有名な観光地、桂林から。

ビーガン料理店は能人禪寺というお寺の敷地内にありました。

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お寺を右から入った奥にあるのがこの”能仁素食舘”というバイキング式のレストランです。

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 中国風の高級感あるテイスト。西洋人もちらほらいます。観光地だもんね。
お値段は一人29元(466円)。日本人にとったらなんて安いんだ!と感激しますが現地の人にとっては決して安くはありません。

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各机の上には大きなお椀と数枚のナプキン。

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そしてこのレストランのルールが
「一人一碗一皿」

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バイキング式なので何度も料理を取りに行きますが最後まで一つのお皿とお椀で食べてくださいということ。汚れたからといって新しいお皿を使わない。お皿についた汚れは先ほどのナプキンでふき取り、横にあった大きなお椀に捨ててまた料理を取りに行くのです。

このルールには2つの理由があります。
一つ目は水を無駄遣いしないため。
二つ目は料理を無駄にしないため。

いくつものお皿に最初からたくさん取って結局食べれないという無駄もなくなるし、環境に優しいし従業員の手間も少なくなって一石二鳥じゃん!(ナプキンのゴミがかさむのも無駄だけどね。水の無駄に比べればだいぶマシなのかも。)

食べ残しが50グラムを超えたら料金が2倍になりますよ、という注意書きもあります。

これだけ客側にビーガンとしてのマナーを求めるこのレストラン。果たしてお客さんは多いのか・・・?

大盛況です。

私は桂林に滞在中の3日間のうち、2回食べに行きましたがすごい人でした。2階席もほぼ満席。

人気のひとつは豊富なメニューでしょう。中国料理のビーガンバージョンが全部一気に食べられる!しかも味もめっちゃおいしいんです!!料理の種類も欧州とは全く違う。とっても新鮮です!

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くだものも豊富。

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ジュースには砂糖が一切入っていません。ニンジンジュースや青汁、本格茶など健康を意識した飲み物ばかり。さすがビーガン!超不健康なコーラなんか出入り禁止状態ですよ!

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スープやおかゆも豊富。みてください、炭水化物の多い白米が皆無。しかもしっかり味付けされていてとってもおいしいのです!

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これだけじゃないんですよ!人がいたので写真とれなかったけど、手巻きずしのようなものを作ってくれるコーナーもあったり、火鍋コーナーがあったり、桂林米紛に似たものを自分で作れるところもあったんです!

その豊富さはまさにビーガン天国!

 

ちなみに私が食べたのはこんな感じだよ。

一回目の来店

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もちろんぺろっと食べてナプキンでお皿をふき、どんどん取りに行きました!このナスの炒め物おいしかったんですよ~!

ちなみに饅頭みたいなの、ビーガンバージョンはめずらしいのでたくさん食べたかったが、お腹がとても膨れるので1~2個が限界でした↓。残念すぎる!

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二回目の来店。

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手巻き寿司もどき。(のりまきサラダという名前でした)おいしくて4個も食べた。麺は自分でゆでて味付けもして食べました。こっちも全く違う味でおいしかったー!

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 3日間で2回食べに行く価値があるレストランでした。

全体的に炒め物の味付けは濃いめです。しかし素朴なサラダや焼いただけのサツマイモなど質素なものもあり、とてもバランスよく食べれて飽きない。ついついいっぱい食べちゃう。何食べても肉が入ってないのでビーガンの人は安心だし楽しいかも!

・・・でも一つ注意点があります。

中国では食の多様性が浸透していないため”ベジタリアン”と”ビーガン”をはっきり分ける単語がありません。台湾ではベジタリアン=蛋奶素,ビーガン=全素としっかり単語があるのですが中国人には全く伝わりません。

つまり中国では”肉魚を食べない人すべて”を「素食」と呼ぶんです。

”肉魚を食べないが乳製品や卵を食べる人(ベジタリアン)”と”動物性食品すべてを食べない人(ビーガン)”の差がない。どちらを「素食」と呼ぶのかがはっきりしません。中国人に聞いてもそれぞれ違う答えしか返ってこない。

今回はお寺の中の、つまり仏教上の「素食料理=ビーガン」 だった上に牛乳の入った飲み物や卵料理が一切置かれていなかったので私はビーガンと判断しました。でもね、手巻き寿司もどきの中に入っていたヨーグルトっぽいソースや饅頭の生地、また焼きそばの面の中に卵/乳製品が本当に入ってなかったかまでは定かではありません。

99%ぐらいの料理は間違いなくビーガンでした。しかし上記の食べ物は私が食べた限りビーガンかどうかはかなり不透明です。なんせあまりにもてきとー(私はこれを中国語で差不多精神と呼んでいる)な性質を持つ中国なので。信用できないですよ。

なので完全にビーガンの方は気をつけてくださいね。


場所はここだよ。ビーガンでない人も桂林にいたら絶っっっ対に行ってみて!肉食の人も満足できる味だと思う。実際にルールのとおりやってみるのも環境問題を意識できたりするいい機会かもしれません。 全然難しくないので。

ほんの小さなことをみんなで意識するだけでも結果は変わる。地球はみんなのものだもん。

 

 

中国料理といっても上海で食べたビーガン料理はまた全く違った内容でした!たくさんのバリエーションがあって中国料理ってほんとにすごい。

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中国旅行は食も観光も学びがいっぱいでした!

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下次見!