NANAKOの海外移住日記

変化を好み移住をくりかえす5か国語話者です。母国日本も大好き。現在は台湾。

平和な国、日本

石庫門のシリーズを書いていた途中ですが、急遽日本に帰ってきていまして、ちょっとバタバタしております。

約2年ぶりに帰国して感じたことをメモっておきます。

一言目の感想
日本、めっちゃ平和!!!

たとえば交通。

上海では常に命の危険を感じながら交差点を渡っていましたが、なんという差なのこれは・・!
中国の交通って、クラクションは”僕(私)ここにおんでー!”という存在確認のために使われています。ってそんなもん乗り物に乗っている人全員が道路の上に存在しているわけで、結果クラクション鳴りっぱなし。

それに信号もあまり機能してはおらず、道路は先にとったもんがち、つまり陣取り合戦なんです。陣取り合戦に参加するのは、人であったり自転車であったりバイクであったり車であったりします。さまざまな乗り物にのった人たち&歩行者がいち早くたどり着くためにぐちゃぐちゃになって競争をする。

そんなもん危ないに決まってますよね。

信号が青だからって安心して渡れるはずがありません。

さらにその前のドイツでも、私は高速道路で遅くても140キロで走る車に習慣化するぐらいの頻度で乗っていました。とにかく速い。速度制限がないのでみんな好きな速度で走っていますが、ほんとに速いです。しかもスピードによって走る車線が決まっています。左の車線が一番早く、右が一番遅い。右を走っている車が左の車より速くなってはいけないというルールがあります。なので車線変更がトップスピードで、しかもめちゃくちゃ頻繁に行われます。

陸続きのドイツは運送トラックも半端なく多いのでほんとに危険。それでもスピードの制限がないのは、みんな自己責任で好きに走ればいい、という考えだから。

そんな場所に何年もいて戻ってくると、日本の道路、平和すぎる~とすごく感じる。

とても遅く感じるし、みんなブレーキ踏むのも早いし、ちゃんと譲り合いもする。うとうとしながら走ってる?と思うぐらいのろのろしてる車も多い。

ほんとに安全です。大阪って車のマナー悪いって言われてるらしいですが、そんな大阪でも平和だよ~とため息がでるぐらい安全に思うってわたし、どんな危険な環境におったんや!そっちにびっくりや!

あともうひとつ、交通で感じたこと。
バスって私の中では一番危ない乗り物という認識があります。
マレーシアに住んでた時にそれを痛感してからバスに乗るのが怖いと思うようになりました。

マレーシアのいわゆる”青いバス”は、一番安く、古く、汚く、客の要望に応えて遠回りまでしてくれるバスなのですが、このバスの危険度はたまらない。なぜかというと”青いバス”を2人組で1日いくらでレンタルし、あとの売り上げは全部自分たちのもの、というシステムだからです。

さらにおおまかのルートはあるかもしれませんが、基本的に遠回りやルートを外れてもよく、ゆるい。運転手らの判断にかなり任されている。

するとどういうことが起こるか?

人がたくさんいるバス停に一番に止まろうと青いバスたちが一斉に競争するわけです。それはそれは危ない。

客=金ですから、とにかく一度の走行で客をたくさん乗せなければいけない。1人は運転手で1人はお金を集める係です。バスの運転手は運転が上手ですから、危ないことも平気でします。急ブレーキもかけるし、間一髪のところでハンドルを切ることもできる。スピードも出る。そして何より経験豊富で慣れている。しかも万が一事故が起こったところで、大きな車体を持つバスの運転手が怪我をすることは少ない。

被害者は小さい車に乗ってる人だったりバイクだったりします。

だからバスの暴走はほんとに怖い。と思ってました。

上海で乗ったバスも狂ったほどにスピードを出すし、歩行者が歩いていても待ちません。逆にクラクション鳴らして突っ込んだりします。歩行者がどかなきゃ轢かれるんだよ!!

しかもバス停で規則正しく止まることだってほとんどしない。乗客が”次おろして!”と叫んでやっと止まってくれる。誰も何も言わなかったら通り過ぎます。

運転技術が高い人ってほんと色々と間一髪なことをする。道路の見え方がきっと一般人と違うんでしょう。そんなわけでバスってどこに行っても怖い。

そんなイメージを持ちながら日本のバスに乗ってみると・・・。

平和・・・・・!(ハート)

今日感動しました。バスって車線変更したらアカンっていう決まりでもあるのかな?絶対に車線変更はしないし、ゆっくりだし、ブレーキもガクンとならないように気を配ってかけるし、運転手眠たいのかな?というほどに動作がゆっくりである。

しかも今日の運転手は女性の方で、まだ経験が浅いのかな?と思うほどに一度一度の動作にアナウンスを多用していた。

毎「右にまがります」「とまります」「うごきます」・・・などに加えて「〇〇駅、降りる方いらっしゃいませんか?いらっしゃらないようでしたら通過します」などなど・・・

しゃべりっぱなし。

言わないと止まらない中国のバスに比べ、なんという違いでしょう。通過直前にボタン押し忘れてないか確認のアナウンスまでしてくれるなんて・・・!

今日接した数々の店員さんもほんとに丁寧に接客するし、料理をたのんだときなんて「アレルギーはありませんか?大丈夫ですか?」とか聞いてくれたりするし。ないから頼んでるはずなのに、確認までしてくれる。聞いてないことも向こうから教えてくれる。

やりすぎるとお節介に感じることもあるが、対人関係で少なくとも嫌な思いをしないっていうのは気持ちがいいものだと改めて感じます。

同時に感じるのは、「責任」に対して過敏すぎるということ。きっと一人一人の「自己責任」に対しての認識が浅いのでしょう。合理性ではなく、立場によって決まるといってもいい。

たとえば降りる駅の前でボタンを押し忘れた客が「運転手のアナウンスが聴こえなかったから押せなかったのだ!」と文句を言ったとしても、運転手が「そんなの自己責任ですよね」と言えないぐらい、客が甘えてしまってるのでしょう。

 

自己主張しなくても責任転換をしても快適に生きていける日本。平和をタダだと思うのはさすがに無知すぎてやばいですが、この中におったらまじでそう信じてしまい、平和ボケするのも無理はないのかも・・と思うほど日本語母国語者にとっては住みやすい国だと再認識した2年ぶりの帰国でした。

一時期の日本生活、快適に楽しめそうで本当に嬉しいです。

 

おやすみなさい!