NANAKOの海外移住日記

変化を好み移住をくりかえす5か国語話者です。母国日本も大好き。現在は台湾。

代理婚活 上海でも盛況

親が子供に代わって婚活をする代理婚活。賛否両論はあるかと思いますが日本でも盛況だそうですね。

日本では広い会場で主催者のもと行われたりして、ちょっとお金もかかるけど結婚に至った例もあるようです。

 

天気がよかった日曜日、上海でも代理婚活の場をたまたま目にしました。しかしこちらは日本よりもよっぽど効率的でお金もかからない。青空の下で、傘を使って代理婚活。

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場所は上海市内の中心地、人民公園。
ずらーーーーーっと並んだ傘と、年配者たち。座ったり雑談をしたりしています。

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それはそれは永遠に続く傘の列。

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さすが人口2千万人を超える上海、すごい規模です。

 

なんて書いてあるのかな。見てみましょう。傘のひとつにお邪魔します。

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女。88年生まれ(今年30歳)身長168センチ。
学歴:学士
仕事:証券会社
住まい:上海市内
離婚歴あり子なし

 

もうひとつ。こちらは兄妹のようです。

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このプラカートには経歴のほかに、探している相手も書いてあります。

息子の相手に求める女性は:
未婚
大卒以上
容姿端麗
優しくおだやか
1985、87,88年生まれ
身長165センチぐらい

 えらい求めておりますな!?と思ったら息子の情報も背が高い、高学歴、外資つまりかなり稼ぐ能力の高い男性なんでしょう(これが本当なら!)。ちなみに離婚歴があるかの情報はなし。中には”未婚”とちゃんと書いてあるプラカートもあります。

娘側に求める男性は:

未婚
1980~85年生まれ

 のみです。

なるほどね~。この両親にとっては男性が年上、女性が年下は絶対条件なんですね。あと身長のバランスも大事!という固定観念が根強くあるのでしょう。

この例だけでなく、大半のプラカートには同じようなことが書かれてありました。

年齢を指定する気持ちはわかります。子供の結婚を願う親が一番求めてるものって子孫でしょう。息子を持つ親が女性の年齢を気にするのは理にかなっています。

年齢で一番目立つのはやはり80年代生まれですね。30代の子供を持つ親たちが一番ここに来てるんでしょう。女性側には90年代もちらほらありました。
例外で50年代とかの人もいました。

外国籍または海外に住む人たちのプラカートも。
これは親ではなく婚活の代理会社のようなところが作成したっぽいです。傘もないしね。親だけでなく、婚活サポート会社もこのように参加しているのですね。

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おおっ日本東京もある!・・けどこの方は日本の永住権を持つ中国人女性のようです。

さらっと見てまわっただけなので定かではありませんが、唯一写真を見たのはこの中華系アメリカ人の男性だけでした。・・といっても王力宏にそっくりすぎて本当に本人なのかは疑問です。

まあ親同士ですから、容姿はとりあえず後回しなのかもしれません。ここは日本と違うところなのかな?日本の代理婚活は写真を交換して親が持ち帰り、子供に見せるとかもするようです。

親同士の会話をちょっと立ち聞き。
息子のプラカートの前に座っているママに、娘を持つママが近づいて話しかける。
「おたくの息子さんは身長170cmなんですね、うちの娘は165cmあるんです」
「身長はちょっとつりあわないですね」
「どうだろうねぇ?うちの娘は・・・・」

おおっ身長なんだ!!開口一番は身長なんだー!!
全然問題ないじゃんかよ、5cmじゃあかんのかい!?

つい心の中でつっこんでしまいましたよ。そんなに大事なのか?身長が!

さらに。娘の相手を探しているお父さんから声をかけられました。私がたまたま西洋人と歩いていたことで興味があったようです。
「何歳?」「結婚してるのか?」「どこから来たのか?」などなど初対面でプライベートについて聞きすぎですよお父さん。ドイツじゃありえない。しかし面白い。

西洋人は見た目がとてもカッコいいし綺麗だと褒めるので、娘さんの相手に西洋人はどうなの?と聞いてみたらこんな答えが返ってきた。

「西洋人は見た目はいいけど、結婚はだめだよ。中国と仲の悪いアメリカなんか絶対だめだ。ヨーロッパもアメリカよりはましだが良くない。もし将来中国と関係が悪くなったらやばいじゃないか!その可能性があるところはだめだ。」

らしいです。

そんなん中国人しかアカンやないですか。

もうちょっと突っ込んでみると、結局は娘を遠くにやりたくないという父親のエゴがあっただけなのでした。きっと親と同居することはまだ一般的なのかもしれないですね。

しかし面白い。もっといろんな人に聞いてみたかったけど、年配の人しかいない世界なのでいづらくてあまり長くは観察できませんでした。

 

最後に。
こんなにたくさんの年配の人たちが代理婚活している理由は2つあるように思えます。
1つはもちろん、子供の結婚を願って。
もう1つは、たぶん暇だから。
することがないのでしょう。
目の色を変えて物色している方は皆無で、ちょっと興味があれば会話をする程度、ちょっと見て回る程度、またはぼーっと座っているだけの人も多かったです。興味のあるプラカートの写メ撮ってる人とかもいたけどね。
大部分はおだやかでした。
私に話しかけてきたおじさんも、たぶん暇だったんでしょう。他の西洋人グループにも声かけてたから。

子供の結婚は、棚から牡丹餅ぐらいに思っている人が大半なのではないかな。

 

下次見!